ミャーちゃんとの出会い。
まりも家 はじめての猫が黒猫ミャーちゃんです。
今から18年前の1986年 春、我が家の子になりました。
私は当時小学生でした。
友達の家の近くに子猫が捨てられていると聞き、
飼う事を家族に反対されたにもかかわらず、
家に連れて帰ってしまったのです。
初めて一緒に暮らす猫。
まだ目も開いていない、産まれたばかりのようでした。
自分で世話をすると言って飼う事を許してもらったのに、
小学校低学年だった私には世話が難しく、
母がスポイトでミルクを飲ませることになってしまいました。
ミャーちゃんの兄弟は、真っ黒な黒猫、真っ白な白猫。
何匹いたかはあまり覚えていないのですが、4匹くらいだったでしょうか。
兄弟たちは残念ながら長く生きる事ができなかったそうです。
ミャーちゃんは家と外を自由に出入りしていました。
昼間は外で遊び、夜は家に帰ってきて一緒に寝る。
そんな自由な生活を送っていました。
しかしその年の冬、両親が離婚することになり、
私は引っ越すことになってしまいました。
引越し先のアパートではペットが禁止されていたので、
ミャーちゃんとお別れをしなければいけなくなってしまいました。
ミャーちゃんは、母の友人の実家にもらわれていきました。
なぜかお別れの日の事が思い出せません。
いつ、どうやってお別れしたのか覚えていないのです。
母の友人に会うたびに、ミャーちゃんの近況を聞いていました。
外を自由に出歩いていた為、
交通事故にあって瀕死の状態になったという話も聞きました。
犬のように車に乗ることが好き、自営業のお店の看板猫になっている、
先住猫さんと仲良く遊んでいる、とても幸せに暮らしているようです。
猫の飼い方を知らなかった我が家での暮らしより、
先方での暮らしの方が幸せに違いありません。
6年くらい前の写真。
フワフワな黒い毛。
兄弟が白猫という証に首元が白い。